字を書いていて、腕がだるくなったり疲れるのは、鉛筆を正しく持てておらず、
ムダな力が入ってしまうことが原因になっているのかもしれません。
正しく鉛筆を持つことで、力のバランスもとれ、疲れにくくなることはもちろん、
ペンだこも出来にくく、実は姿勢の良さにも関係しているのです!
鉛筆を正しく持つことで、ムダな力を入れることなく鉛筆をしっかり持つことができます。
また大きな動きをとり、イメージした通りに鉛筆をコントロールすることができます。
- 人差し指は指腹で上から押し当てましょう。
- 中指のつめの根元の左側で鉛筆を支えるようにしましょう。
- 人差し指と鉛筆の間に隙間が出来ないよう軸にぴったり指をつけて持ちましょう。
- 人差し指よりも上に親指がなるように注意しつつ、なるべく力を抜いて親指は力を加えず、指腹で添える程度に鉛筆を支えましょう。
- 鉛筆を持った時の手のひらは、卵をにぎったような空間をつくりましょう。
基本的には人差し指で線を書くようにイメージし、鉛筆を動かします。
上下の縦の動きは人差し指で鉛筆を抑えることで下に、中指を押し上げることで上に線を引きます。
また左右の横の動きは腕をなるべく動かさず、手首の動きのみで線を引くように意識しましょう。
- ・力まず使えるようになるので、鉛筆を使っていても疲れにくくなる。
- ・鉛筆の稼働域が広がり、「とめ」「はね」「はらい」がキレイに出来る。
- ・ペンだこが出来にくい。
- ・手のひらを下に向けることでわきが締まり、姿勢が正しくなる。
- ・頭で思った通りの線が引けるので、文字、絵が書きやすくなる。
- ・指先を使うので、手先が器用になる。
箸を正しく持った時に、下の箸を抜くと、鉛筆の持ち方と同じになります。
スプーンやフォークを持つときに鉛筆の持ち方を参考に人差し指、中指、親指、手のひらに注意し、持たせるようにしてみましょう。それだけでも自然と鉛筆や箸の持ち方が学べます。
「ずっと気にしてきた、おかしな持ち方を直したい!」
「子どもに正しい持ち方を教えたいけど、どうしたらいいかわからない……」など 。
そんな大人の方におすすめするのが、「大人のもちかた先生」です。
- 大人が普段使いやすい鉛筆サイズのボールペンに補助軸を取り付けており、補助軸単独で短い鉛筆に付けて使うこともできます。
- 鉛筆の正しい持ち方で大切な、「指を正しい位置に置く」「人さし指を鉛筆に沿わせる」が自然に行えます。
- クリップの位置を調整するだけで、大人だけでなく子どもにも使えます。指の位置には大きな穴があいており、わかりやすいのも特徴です。
子どもが鉛筆を正しく持てるようになるには、どうしたらいいか?
私たちは、そのためには、まず大人が正しい持ち方を身に付ける必要があると考えました。
そこで、「大人のもちかた先生」を開発したのです。
鉛筆を正しく持てれば、書いていて疲れにくくなりますし、お箸を正しく持つこと、
手先を器用にすることにもつながります。
「お父さんと一緒に、持ち方を勉強しよう!」そんな対話をもとに、子どもはもちろん、
親御さんも一緒になって成長する。大人から子どもへ。
正しい持ち方が自然と身につくまで根気よく伝えてあげてください。
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人さし指より少し前に中指を出し、親指はあくまで添える程度で鉛筆を支えます。鉛筆はこの3本の指で軽く持つようにします。
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人さし指は鉛筆に沿わせるようにします。
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Point1・2を守って正しく持つと、鉛筆の角度は紙に対しておおよそ50~60度になります。
※手首を動かして書く際はこの限りではありません。