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鉛筆を製造する工程では、毎日約40%のおがくずが発生しています。
北星鉛筆では、そのおがくずをリサイクルし、さまざまな製品を開発してまいりました。従来、産業廃棄物として捨てるしかなかったおがくずが資源として有効活用されることで、ゴミが減るうえに、「木」という自然素材によって、人にも環境にもやさしい製品ができるのです。
北星鉛筆では、おがくずの再商品化事業に成功し、「中小企業創造活動促進法」の認定を受けて、
「木」が持つ限りない可能性を、リサイクルという活用方法によって切り拓いてきました。
主に焼却によって行われていた、おがくずなどのゴミ処理による環境への負担を軽減するために、
生物分解性の方法を選択。「木」のリサイクルによる、環境にやさしい製品開発にもこだわっています。
このシステムによって、本来産業廃棄物として捨てるしかなかったおがくずが資源となり、
コスト削減を実現。その収益を鉛筆製造に還元することで、品質の高い製品を、
費用を抑えて提供することが可能になったのです。
北星鉛筆では、おがくずを利用したリサイクル製品として、文房具をはじめ、
着火を手伝う「着火薪(チャッカマキ)」など、さまざまな製品が誕生しています。
木製ねんど「もくねんさん」
おがくずで作られた「もくねんさん」は、手にベトつかず扱いやすい木製ねんど。乾燥すると木になり、独特の風合いが楽しめます。乾燥後には、「切る」「削る」といった加工が可能なうえ、廃棄の際にも土に還るため環境にもやさしいのが特徴です。
- 北星鉛筆では、使い終わった鉛筆に感謝の気持ちを込め、「鉛筆の供養」を始めました。
工場見学の際に、短くなった鉛筆(5cm以下)5本をお持ちいただきますと、
弊社オリジナル鉛筆1本と交換いたします。
短くなった鉛筆は、「東京ペンシルラボ」内にある鉛筆地蔵にお入れください。
毎年行う鉛筆感謝祭にて、弊社が責任をもって供養いたします。
鉛筆感謝祭は毎年11月23日(祝日)に行い、「鉛筆神社」にて神主による鉛筆供養の式典(14時~)を行うほか、鉛筆のつかみ取りや「もくねんさん」の工作体験など、お楽しみいただけるイベントも各種ご用意いたします。
開催時間は10時から14時までとなり、イベントの参加チケットは当日に受付にてお渡しいたします。
予約は不要ですので、お気軽にご来場ください。(駐車場の設備はありませんのでご了承ください。)
短くなった鉛筆5本とオリジナル鉛筆との交換も承ります。